ALL-Net - 特別専門委員会

― 2020年に向けて新たな視点から活動を行います ―

特別専門委員会からのご挨拶

 このたび、ALL-Netの特別専門委員会委員長に選任されました谷口友孝と申します。

 ALL-Netが2004年に設立されて以来、モンゴルの学校教育、タイでのコーヒー栽培、インドネシアにおける漁民の持続可能な生活向上などの国際協力事業を実施してまいりました。これまでのALL-Netの社会貢献実績を踏まえ、今後2020年に向けての新たな視点から特別専門委員会の役割を以下のように認識いたします。

 一つ目は、国連の開発アジェンダである持続可能な開発目標(SDGs)のうち『すべての人に健康と福祉を』という理念に沿って、特にアジアのがんをテーマにした活動を実施します。

 二つ目は、学会や学術協会などのアカデミアに論文投稿するなどALL-Netからの発信を行うことです。

 途上国の経済成長が進み、人々の寿命も延び、生命や医療など豊かな社会に対する世間の関心が高まる一方、地球規模での解決が必要な難題を抱える人類社会のなかで、ALL-Netとしての新たな役割を専門委員会が担っていく所存です。

プロフィール

谷口友孝(タニグチ・トモタカ)、1953年東京生まれ。技術コンサルタントの日本工営(株)でJICAの調査、計画、開発プロジェクト等に従事し2013年に定年退職。日本大学修士課程で人間科学、東京大学博士課程で国際協力学を研究。現在、東京大学大学院学際情報学府に客員研究員として在籍し、JICA円借款イラク共和国主要都市通信網整備事業のプロジェクトディレクター。技術士(航空・宇宙)、APECエンジニア、博士(工学)。

STC

2016年10月北京付近のアジア上空より撮影。
人類のよりよい未来を希求しつつ。